よむ介護

介護を通じて考えたことを書いていきます。

孤独感のケア?

とある本を読みながらふと考えたのだけど・・・



高齢者の孤独なんていまさら言ってもあれだけど、それが認知症の場合、その心的状態がBPSDとして現れる場合が考えられる。もしそれが危険性をともなう行動であるなら、ほっとくわけにいかず対応を考えないといけないんだけど、孤独感が原因ならば、それをケアしようって話になるよね。



さて、「孤独感をケアする」ってどういうことだろう?



話し相手になることとか、いっしょに時間・空間を過ごすこととか、まあ誰でもパッと思いつきそうだし、それはとても大切なことなんだけど、そんなの物理的にも精神的にも限界があるわけ。ずっとその人にだけ構ってなんていられない(現に忙しいんだし)。ただ、できたとしても、対処療法やなあと思う。



その人の孤独が本当に埋め合わされる瞬間っていつ訪れるのかあ、ということをふと思考してしまう。すぐにこれはもぐらの穴掘りではないかと自戒するのではあるけど、でも、もし解決を必要とするなら・・・と逡巡してしまうのだよね。 



やっぱりね、深いところを探ろうとしてしまう。だって、生身の人間相手に商売やってんだもんw