よむ介護

介護を通じて考えたことを書いていきます。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

独り立ちについて

職場内で「独り立ち」という表現がある。つまり、一人での勤務=夜勤ができるようになることを意味している。これは、ユニット型の施設ならではの言い方かもしれない(従来型だとワンフロアを複数人で夜勤をするのが普通なので)。 夜勤が出来るための前提は…

利用者とかかわる、ということ

来月ある研修を担当することになって、その準備をしているのだけど、どういう風にそれを伝えたらいいのか、改めて考えている。 一言でいえば、「利用者とかかわる」ということの意味を捉え返したいと思う。小手先の技術ではなくて、「それをすることで、自分…

人の顔色を伺うことについて

新人教育に関連して、これまた考えさせられたことを1つ。 入って早々ではあるが、ある新人職員がトラブルを起こした。それは、上層部を巻き込んだ形での処理が必要な深刻なものであったが、そこでの一番の被害者は何よりある利用者であった。 しかし、その新…

自分自身の問題として考えることの難しさ

現場におけるコミュニケーションにはさまざまな諸相があるわけだけど、いかにしてその場に合った適切なコミュニケーションを取るべきか、これを極めるのは非常に難しい。特に認知症の高齢者が相手であれば、新人職員がその対応の難しさに戸惑うのは当然と言…

専門性を捨てる覚悟

最近読んだこの本の中に怪しい記述があったのでメモを。 施設ケアに役立つ 多職種協働ハンドブック ―専門的視点と24Hシートの活用 作者: 一般社団法人日本ユニットケア推進センター 出版社/メーカー: 中央法規出版 発売日: 2015/03/24 メディア: 単行本 この…

古くて新しい問題

労働についてもう1つネタがあった。腰痛問題。 最近、新人指導を行う中で、腰痛にならないよう安全・安楽な介助を行うように教えるのだけど、どうしても力がないとできない介助があるというのも現実である。その原因は、どう考えても設備面(泣) 特に、入浴…

夜勤労働をめぐる攻防

メーデーなので労働について何か書こうと思っていたら、すでに日をまたいでしまっていた。替りに、こんな夜中に書くに相応しいテーマを思いついたのでメモ程度に。それは、夜勤について。 個人的なことだけど、最近、夜勤がそれなりに身体に負担に感じるよう…