よむ介護

介護を通じて考えたことを書いていきます。

2014-01-01から1年間の記事一覧

年末の雑感

今年一年を振り返って・・・ 立場というのは与えられるものなのか、自分で築くものなのか。 組織という中で動くのであれば、どちらとも言えるし切り分けることもできないだろう。特にポストの数がある程度決まっているのであれば、そこにどう近づくかは自分…

わからないということをわかる、ということ

「わからない」と「わからないということがわかる」のは違う。 わかろうとせず、なんとなく、わからないと言おうとしている人がいた。あなたは、本当にそのことについてわかろうとしたのだろうか。 確かにどれだけがんばってもわからないことはある。そうい…

深くて長いトンネル

いまさらだけど、何度でも考える必要があると思うので。 まず、誰にでもできるものではないと思う。当たり前だけど、これはそう。家族がしていることもあるけど、それとこれとは違う。不謹慎な言い方だけど、看取ったら終わり、などということはない。次に待…

所作の問題

わたしはマナーとか礼儀とか、そういう人を型にはめるようなもの、根拠なく慣習的に信じられているものを殊更重んじるのには懐疑的である。自分自身がそういうマナー知らずな人間だからかもしれないけど、そんなの自由にさせてくれよと思う。 実際、日常生活…

悪い芽は早く摘む

何が起こっているのか、その時にはわからない場合というのがある。だけど何かが引っかかる。だから、後になってあれは何だったのだろうと考える羽目になる。 昨日の出来事。久しぶりに早出で出勤したら、いろいろなものが「やりっ放し」になっていてがっかり…

新人教育について、いま思うこと

今年入ってきたフレッシュな新人、半年が経ってみんなそれなりに板についてきた。もう辞めるとか言っているやつもいるけど、入って早々にそんなこと言うのはそれなりの人間なわけで、それは折り込み済み。それも含めて、みんながんばっていると思う。 それに…

要介護度が上がるということ

なんとも暗い予測ではあるけど、今年中にはいま担当している利用者の半数が要介護5になりそうな勢いである。現状において、すでにそれだけの介助量が必要な状況で、現場はアップアップしているわけだけど、それだけの数字が出ていても不思議なことに人員配…

お口の中にあるものの話

久しぶりのテキストです。 お仕事関係の話、かもしれません。 最近、口内炎ができました。いつできたかも定かではなく、いまのところいつ治るかも定かではありません。きっとストレスが原因でしょう。 何もしなければ支障ないわけですが、問題は食事ですね。…

すべる介護の話

介助技術に関する本はいくつも持っています。ただ、本当に参考程度に読むといった感じですね。技術って本だけではイメージをつかみにくいっていうのもあるんだけど、実際に本を読みながら介助するわけにはいかないので、自己点検みたいな感じですよね、使用…

幻想の中身こそ問われている!

先日に引き続き、ユニットケアについて書かれた本を取り上げます。本をたくさん出しておられ、なおかつ辛口トークでも知られる高口光子さんの本です。 ユニットケアという幻想―介護の中身こそ問われている 作者: 高口光子 出版社/メーカー: 雲母書房 発売日:…

その歴史を伝えるということ

こんにちは。 今回はユニットケアについて書かれた本を一冊ご紹介します。しかも、ちょっと前の本なので、いまならもっといろいろな本が出ているよ、という中での紹介です。 それは至誠ホーム出版会編『ユニットケアはいかにして創られてきたか』(中央法規…

知っているようで知らないあの役職について

本日は、とある事情から生活相談員について勉強する必要が生じたので、そのことについて書かれた本をピックアップしました。梅沢佳裕さんの『生活相談員―その役割と仕事力』(雲母書房)という本です。 生活相談員―その役割と仕事力 作者: 梅沢佳裕 出版社/…

介護現場でも必要なマネジメントの基本を学ぶ

本ブログで紹介する記念すべき一冊目の本は、P.F.ドラッカーの『マネジメント――基本と原則』(ダイヤモンド社、2001年)です。 マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則 作者: ピーター・F・ドラッカー,上田惇生 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売…

アウトプットを始めよう

みなさん、こんにちは。そして、はじめまして・・・ 3ヶ月ほど前に思い立ってこのブログを開設してみたものの、忙し過ぎて記事を書いているヒマがない・・・もうちょっと落ち着いてからでいいや、なんて思っていたらもうこんなに時間が経っていました(汗)…

それを「楽しむ」ということ

時間の都合もあって五輪をなかなか観られないのだけど、選手がよく口にする「楽しむ」というのは、この意味を考えるとなかなか深いものがあると思う。 スポーツって世界レベルになると、己の肉体を極限まで鍛えて、何かを成し遂げようとするような過酷なもの…

ブログはじめました

みなさま、はじめまして。 この度新しいブログを立ち上げました。 題して「よむ介護」。 主に介護や福祉に関連する本を紹介するブログです。それ以外にも、介護に関するよもやま話なんかも書いていければと思っています。 個人的な話ですが、本に関しては以…