よむ介護

介護を通じて考えたことを書いていきます。

しがみつかない生き方

寝て目が覚めて、ふと脳裏によぎったことがある。「しがみつくのは、たぶんよくない」ということ。



おそらく職場の中ではわたしは介護についてかなり熱心に勉強してる方やと思うけど(苦笑),仕事は趣味の延長ぐらいに捉えておかないと、自分がおそろしく仕事一筋な人間になってしまうような気がしてね。キャリアアップのためには当然、自己研鑽は必要なわけだけど、まあ、それだけのためにお勉強なんてつまらないし続かないよね(^_^;)



だから、家で専門書を読むときは、たとえば社会学や哲学のような、いま現実に起こりつつあること/起こってしまったことを批判的に捉えることができるような文献(そして、キャリアパスとはほぼ無関係)も読むようにしている。「ケアとはなんぞや?」みたいなものも含めて。でも結局、そういう思想とか倫理観とかの有無によって、いま自分が携わっていることへのモチベーションとか評価とかって変わってくると思うんだよね。なくてもできるけど、あるなしではやはりクオリティに差がつくっていうか。



つらい現実もあるけど、そういうのいろいろとわかって来たら、もう仕事だ趣味だとかどうでもよくて、まあ、楽しいと思うんだよねえ・・・そういう領野にいま自分がいるということをいまさらながらに気づいたw でも、そんな感じだからつきはなすこともできるというか、つまり、「しがみつくほどのものではないよねー」という、そんな達観もあったりして。諦念かな?



そこ離れても次があるよー、ぐらいに思っといたほうが、下手にバーンアウトするよりも生き方としてはマシだよね、という話。あ、でもそれができないからみんな苦労してるんだ!