よむ介護

介護を通じて考えたことを書いていきます。

リーダーの矜持?

おかしな話だけど、いまやこの現場は何によって成り立っているのかとか、自分がいることがどんな意味を持っているのかとか、そんなことをふと考えてしまう。



まだまだお話にならないレベルの新人職員がいる一方、どうしてそんなに元気なのかなあというぐらいによく動く仲間もいて、そんな中でどう考えても中途半端な力しか発揮していない日々をわたしは過ごしているわけだw いや、みんな気を遣ってわたしを動かさないようにしてくれているのならいいのだけどね(そう、指揮官がつねに前線にいなければいけない現場はさぞかし大変だろう。その意味で恵まれている)。しかし、ふと冷静になって、ちょっと自分って何もんなのかって、そう思ったりする。いなくてももしや成り立つのか・・・とかね。



いや、いなくても成り立たないほうがおかしい。それは喜ばしいことのはずだ。



しかし、そういう環境が整っているとして、では、そこでリーダーはどう立ち振る舞うべきか。物言う人であることは間違いないだろう。先日もある会議で思っていたことをズバズバ言ったら、あとで「よくそこまで言えますね」と引かれてしまった。もちろん、言わなければいけないことだから言ったまで何だけど・・・



そんなことよりも強く思うのは、やっぱり誰よりも利用者のことを考え、そしてどうすべきかの判断をつける存在でなければいけないということ。その前提は利用者のことを深く理解しようとする姿勢、そしてその理解を裏付けるための知識と技術であることは言うまでもない。



施設の高齢者の生活というのは、我々のように変化に富んだものではなく、むしろ毎日にメリハリがないほどに同じことの繰り返しだったりする。だから、ある程度のことはルーチンでこなせてしまう面がある。



でも、それだけじゃ現場は成り立たない。むしろ、そうじゃないという部分で、つねに目を光らせておく必要があるのかなと思う。



まあ、そういう感性なり何なりが鈍ったらもう終わりかなあとは思うんだけど、たぶんまだ鈍ってないw そこが救いか。