よむ介護

介護を通じて考えたことを書いていきます。

リーダー

予期できないものとしての死について

年始からなんともめでたくない話だが、元旦早々、ある利用者とお別れすることになった。年齢的にはまだ比較的若く、そして何か生命の危機にかかわるような予兆があったわけではない、そんな状況で突然訪れた出来事だった。 自分の担当の利用者ではないとはい…

仮面の笑顔

つかれていても「つかれている」とは言ってはいけない・・・少なくとも部下の前では。 しかし、つかれているのだよ。だから顔にも行動にも態度にもいつの間にか出てしまう・・・身体は嘘をつけない。 だけど、他人に「つかれてるよね」と指摘されるのはそれ…

リスクを乗り切る力

どんな状況であってもいつものように何事もなかったかのように仕事をすることは大切だし、それが利用者にとっての生活の安定ではある。だけど、どうしても状況が変わっていかざるを得ないのが現場であって、その中でいかに「いつもと変わらず」振る舞えるか…

代替案を出せ、と言える特権

最近、またうちの組織が地殻変動を起こしつつあって、一時期の安定感はどこにいった状態になりつつある。その責任は経営者にしかないと思うけど、良い意味で変わっていこうという気概がないのがツライ状況ではある。 まあ、いまだにどういう組織になりたいか…

リーダーの矜持?

おかしな話だけど、いまやこの現場は何によって成り立っているのかとか、自分がいることがどんな意味を持っているのかとか、そんなことをふと考えてしまう。 まだまだお話にならないレベルの新人職員がいる一方、どうしてそんなに元気なのかなあというぐらい…

高みをつねに目指すということ

最近なんだか怒りっぽいような気がする。思わずイライラするわ~って口に出しちゃうことあるし。暑いせいかなあ。いや、ちょっと頭が冴えているせいかもしれない。 いろいろなところが目につく。それじゃあダメっていうところが。もちろん、だからこそ思うの…

初級編を超えて

人材育成、リーダーとして最も力を入れるべきところだと思う。 それにしても毎年のように初級編ばっかりやっている。ボチボチ中級編に行きたいと思って年間計画を立てたのだけど、入ったばかりの新人をどうにかしないと仕事が回らないから、結局また初級編を…

土を耕す、種を植える

人を育てることの前提は、人が成長することを信じ、そして願うこと。誰も成長しない人はいない、と。 しかし、一方でそのような信頼が揺らぐようなこともある。教えたことがなかなか身につかない、言われたことをすぐに理解できない、あるいは、人の話をそも…

back to basics

いまの時代、なにもないところから何かを生み出すということはできないのだろう。 昨日やっていた番組で、イノベーションの前提は生活や仕事の基礎なり基盤が安定していることだという話を誰かがしていた。それを聞いて、わたしはその前提とされる安定がいか…

年末の雑感

今年一年を振り返って・・・ 立場というのは与えられるものなのか、自分で築くものなのか。 組織という中で動くのであれば、どちらとも言えるし切り分けることもできないだろう。特にポストの数がある程度決まっているのであれば、そこにどう近づくかは自分…

悪い芽は早く摘む

何が起こっているのか、その時にはわからない場合というのがある。だけど何かが引っかかる。だから、後になってあれは何だったのだろうと考える羽目になる。 昨日の出来事。久しぶりに早出で出勤したら、いろいろなものが「やりっ放し」になっていてがっかり…