よむ介護

介護を通じて考えたことを書いていきます。

深くて長いトンネル

いまさらだけど、何度でも考える必要があると思うので。



まず、誰にでもできるものではないと思う。当たり前だけど、これはそう。家族がしていることもあるけど、それとこれとは違う。不謹慎な言い方だけど、看取ったら終わり、などということはない。次に待っている人が山のようにいてるのだから。サービスの供給はとてもじゃないが追い付いていない。



これだけ求人広告に毎週のように職員募集が乗る業種も珍しいかもしれない。需要が増大しているのだし、その分参入業者も多い。ただ、人手は慢性的に不足している。



なぜ追いつかないのか。間口は広い・・・けど、中に入ると思ったよりも狭い。奥まで行くのは難しい。だから、そこにうまく入れない人は途中で行き詰まる。路頭に迷い別の場所に出口を見つけようとする。なのに、人出が足りないから、とにかくその広く見せかけた入り口に多くの人間を入れようとする。奥まで入れる助けがあればいいけど、それさえ十分とは言えない。だから、入り口付近で、グルグル人が入れ替わる。



どう考えても悪循環。無駄なことをしているように思える。そもそも、がんばって奥まで行っても、その先は暗闇じゃないかw



結論。自分で光を出さないと、誰も足下を照らしてくれません。それだけ厳しい仕事です。入り口で手招きしている人は、そのことをきちんと伝えて欲しい。