いまの時代、なにもないところから何かを生み出すということはできないのだろう。
昨日やっていた番組で、イノベーションの前提は生活や仕事の基礎なり基盤が安定していることだという話を誰かがしていた。それを聞いて、わたしはその前提とされる安定がいかほどのものであればいいのか考えたけど(きっと分野にもよるけどそれなりの安定でしょう)、単純に確かにそうかもねと思った。
そうじゃない道もきっとあるのだろうけど、組織なり社会がそうしたイノベーションを醸成するための環境を整えるというのは大事だと思う。
翻って、我が周辺を見回すと、イノベーションが起きそうな予感がまるでしないのだよね。社会を変えるというような大きい話ではもちろんなく、日々の業務の中で生まれる創意工夫ぐらいの想定なんだけど、まるで新しいことを志向する雰囲気はなかったりする。これはいったい何が問題なんだろうと考えるのだけど、結局基礎がないってことなのだと思う。
いま必要なことは、基礎を見直し鍛え上げ安定性を生み出すこと。そうすれば、なにか新しいものがもっと生まれるんじゃないか、と思う。そして、それでも変わらないやつがいれば、そいつはもう組織に必要のない人間だろう。
といことで、back to basics。これをストイックに遂行することを今年の目標に掲げることにしよう、と正月にふと思い付いたところです。
